アトリエ · 創作への姿勢

創作への姿勢

絵の具としてのわら

麦わら象嵌は、一般には家具や装飾品に施される技法として知られています。小箱、屏風、箪笥 — 17世紀以来、わらは物の表面を覆い、彩り、装飾してきました。私はそこに、もう一つの可能性を見いだしました。私のアトリエでは、わらは物を飾る素材であるだけでなく、作品そのものの主題になります。一枚一枚の壁面作品は、実用から離れ、独立した表現として構想しています。

わらが物を飾る素材であることを越え、作品そのものになる。その瞬間に惹かれます。

三つの領域、ひとつの表現

制作は三つの領域を軸にしています。家具と装飾小物 — トレイ、鏡、小さな家具 — は、フランス装飾芸術の長い伝統につながりながら、日常の道具にわらならではの触感と光を与えます。幾何学構成は、アール・デコの美学を受け継ぎ、素材本来の光沢によって、見る角度ごとに異なる反射を生み出します。そしてポートレート — 獅子や狐といった動物、女性像 — は、幾何学的な構成によって描かれ、私の表現の核となっています。素描の精度、構成への感覚、そして手仕事に必要な忍耐が、ここで最も強く結びつきます。

手仕事と忍耐

壁面作品はすべて、電動工具を使わず手作業で仕上げます。へらでわらを押し広げて光沢を引き出し、メスで裁ち、筆で糊を置きます。最も細密な模様では、一日に進められるのは数平方センチほど。時間を惜しまず積み重ねることが、完成した作品の密度を生み、同じ表情の作品が二つとない理由にもなっています。

素材の対話

自然色または染色したわらに、革や金箔を組み合わせることがあります。こうした素材の組み合わせはごく限られ、常に作品の必然から選ぶもので、装飾効果だけを目的とすることはありません。主役は、あくまでわらです。

フランスの素材、産地との近さ

使用するのは、フランス産のライ麦のわらのみ。仕入れ先は一軒の穀物農家です。生産者から直接届く素材を選ぶことは、土地に根ざした技を支え、自然素材そのものの力を生かすことでもあります。わらの光沢は、成長の過程で植物が吸収するシリカによるもの。ニスを施さなくても、その輝きだけで十分な美しさを備えています。